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(小児科・アレルギー科)

内藤茂樹 医学博士  新浦安クリニックHP
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点線 麻疹について 点線
 予防接種の普及により麻疹患者は大幅に減少ていましたが、数年おきに各地で小流行が繰り返されております。以前では2〜3歳の小児に多く見られていましたが、近年では高年齢の麻疹が注目されています。潜伏期間は10〜12日で感染源となる期間は、発症1〜2日前から発症出現後2〜3日です。38〜39℃の発熱で始まり、咳・くしゃみ・鼻水等の症状が見られます。カタル期の終わりに一時37℃に熱が下がり再度急激に体温は上昇し頬粘膜に粘膜疹(コプリック斑)を認め発疹が出現します。不定形な斑で耳から始まり顔、腕、体幹、腹へと広がっていきます。この期間、発熱は39〜40℃の状態が続き、解熱し、発疹は褐色の色素沈着を残しながら1〜3週間で消失します。
  合併症は、中耳炎や肺炎などがあります。隔離解除は、発疹出現から三日以降、完全に解熱し、一般状態の好転を待って行います。近年、麻疹ワクチン接種の普及により、臨床状態も軽くコプリック斑のみられない症状があるので麻疹流行時には注意が必要です。



点線 手足口病について 点線
 手足口病は幼児期から5〜6歳を中心に初夏から秋にかけて集団発生することが多いウイルス性発疹病です。潜伏期間は3〜7日で発熱は37℃台の軽度が多いです。手のひらや甲、指、手首、前腕、肘、足の指、甲、膝に半米粒〜米粒大の淡紫色で、周囲が赤く、少し盛り上がった水疱様の発疹が生じます。同時に口の中(のどや頬の裏)にも見られ、口内炎となり疼痛を伴うことがあります。中にはおしりに発疹がでることもあります。原因ウイルスは主なものだけでもコクサツキーウイルス群、エンテロウイルス群があります。1回感染すればその時にできた抗体がその後の感染も大方は防いでくれると言われています。特別な治療はないですがトローチや口内炎治療薬を使用して痛みを和らげてあげるのも一つの方法です。わが国では、発疹が黒くなるまで、登園・登校禁止としております。


点線 りんご病(伝染性紅班)について 点線
 ウイルスに発疹性の病気で園児、学童に発症し、季節性はありません。伝染力は、はしかや水ぼうそう、風疹などに比べると弱く、発熱も経度です。
 顔面に蝶形紅班(蝶が羽を広げたような赤色の班が両側の頬にでる)が現れます。数日経過後腕と太ももの部分に細かい赤い斑点が生じ、大きな赤い斑状になって、おしりや体の方に広がって行く事もあります。(不規則な地図のような形)その後、赤色の斑は色あせて行き、丁度レース模様のような状態になって消えて行きます。経過は良好で感冒様症状も少なく、合併症も殆どありません。
  治療は対症療法的に抗生物質や抗炎症剤服用で全身状態も良好のままに治ります。
  現在伝染経路や伝染期間がはっきりしないため、学校保険法による伝染病には指定されておらず、登校の可否は地域の方針に従ってください。


 
点線 オタフクかぜの合併症について 点線
(1) ムンプス性髄膜炎
  腫れた後3〜5日後発症して、頭痛・嘔吐・首痛・顎が胸につかない状態となり、ケイレンや意識混濁となる。男児に多い。
(2) 睾丸炎・卵巣炎
  思春期以降では、10〜30%合併し悪寒・発熱・睾丸の激痛と腫張圧痛があり、腫れ後7日〜10日に発症。女性の場合卵巣炎をおこすことがある。
(3) 膵臓炎
  7日後に上腹部痛・吐気・下痢・便秘・7日位で活力。
(4) 心筋炎
  成人に合併し突然死の原因の一つ。
(5) 突発性難聴
  ウイルスが内耳に直接入るのと、脳脊髄液を介して内耳に入って、聴力の機能をダメにしてしまう。一時的にめまいを伴い、吐き気がある。めまいは2〜3日で治まるが難聴は治まりにくい。比較的軽痛例もあり自然治癒する症例も報告されている。合併症の予防は、ムンプスワクチンをする事が唯一予防可能方法と思われる。

点線 クループ症候群(急性喉頭気管支炎) 点線
 幼児がある種のウイルスや細菌の感染を受けたり、アレルギー反応によって声帯付近の喉の粘膜が腫れる結果、吸気時喘鳴(ヒュウヒュウ、ゼーゼーと聞える吸気音)と嗄鳴(声がしわがれる)、犬吠様咳(犬の遠吠えの様な咳)を主症状とする気道感染支障が生じるのが本症候群です。発症年齢は六ヶ月〜三歳位までで年中みられます。急に発症し、ひどい場合には多呼吸や喉仏の下がペコペコと呼吸のたびにへッこんだり、さらにはチアノーゼを認めるようになるなど、睡眠はまずとれなくなるのが一般的です。
  軽症例では投薬や吸入で外来通院でも軽快していきますが、中等症以上の症例は点滴や酸素療法が必要になり、入院治療を要します。また、重篤な状態に陥るケースもまれに見られます。急激な発症と進行が特徴的で、早期の治療開始が重視されます。


 
点線 水イボ(伝染性軟属腫)について 点線
Q.
腋と腕に小さな硬い白いものが出来てます。
A.
水イボ(伝染性軟属腫)と思われます。 自然に治ると言われますが、ウイルス性で実際には数カ月待っても消えることはない物です。放っておくと引っ掻いて次々と増えていきトビヒになることもあります。ひとつでも見つけたらすぐに治療する事がいいでしょう。 治療としては麻酔薬のついたテープを前もってはっておいてからピンセットで摘んでとる方法です。大きいものは取れますが、小さいものは取りきれません。潜伏期間がありますので取っても1〜2週間には次々と大きくなったり出てきたりします。もうひとつの方法は、スピール膏を水イボの上にビニールテープではりつけて数日固定しておく方法です。全く痛みがなく小さなものまで確実に治すことができます。1ヶ月以内に治ります。




 
 


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